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今週の近畿版

2021年2月4週号

傾斜地の草刈り 「すべらず君」で安全に

乾 光男さん 京丹波町


「すべらず君」。石が多い場所では付属の専用ゴムを取り付ける

「すべらず君」を履く作業する乾さん。「約45度の傾斜を想定している。急な斜面でも滑らないので作業が安全になり、楽で早い」と話す

傾斜地での草刈りに便利な作業用履物を開発した京丹波町の乾光男さん。「すべらず君」で商標登録申請中で、販売に踏み切る。

乾さんは自営業の傍ら、約60㌃の農地を所有し、知人に約25㌃を委託する。残りの農地は耕作せず自身で管理していて、「傾斜地での草刈り作業中の事故が多く危険を感じ、作業用履物を製作した」と話す。

長年使っていた履物が専門家の目に留まり、意匠登録を目指すことになった。弁理士に相談しながら手続きを進め、一昨年5月に特許庁に出願し、昨年1月に認可された。

「水田畦畔(けいはん)などの傾斜地の雑草駆除問題は全国的に多い。必要な人がたくさんいるのでは」と販売を決意。材質を鉄からアルミに改良して軽量化を実現。石の多いところでも対応できる工夫を加え、強度検査も公認され、今年1月に3回目の登録がされた。

「事故を少しでも減らしたい」と力を込め、販路開拓を進めていく。

▽乾光男さん=090(6755)8880