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農業共済新聞の紹介

近畿版京都支局記事

2009年1月3週号

元気なふるさとへ 住民と佛教大学で共援活動

百日紅の里福居 南丹市美山町

 公共交通網がなく、深刻な少子高齢化に悩む南丹市美山町福居地域は、京都府の「ふるさと共援活動支援事業」を活用し、昨年10月末、佛教大学と協働した地域づくり組織を設立した。12月下旬には大学が行った戸別調査の中間報告が行われ、現在、具体的な活動に向けて話し合っている。

百日紅の里福居の協定式

前列右が土本代表。「百日紅の里福居」は10月末に設立された。

金澤教授

佛教大学金澤教授。「百日紅の里福居」の副代表を務める。

聞き取り調査

教授と学生がグループに分かれて一軒一軒訪問し、聞き取り調査を行った。

中間報告

昨年12月23日に行われた中間報告には委員20人が出席。最終報告(4月を予定)では農業や林業などに関連する調査結果が報告される予定。

学生

「地域が元気になってほしい」とエールを送る植村さん(左)と菊川さん。

 「地域に流れる山森川沿いに植樹した百日紅(サルスベリ)がシンボルとなるよう、共援組織を『百日紅(ひゃくじっこう)の里 福居(地域住民22人、大学関係者5人)』と名付けました」と土本(どもと)春男代表(61歳)は話す。
 佛教大学は、地域の現状を把握するため、9月下旬に全戸を対象とした生活実態調査(4集落45戸のうち40戸)を行った。その中間報告では、地域を離れて住む子供(31戸)が、農作業や庭仕事、集落の共同作業や買い物などを目的に週数回(7戸)、月数回(17戸)親を訪れていること、近所づきあいでは7割以上が「頼みごと、相談、世話をし合う関係」であるなど、助けあいの関係が強い地域だということなどが分かった。
 同大学の金澤(かねざわ)誠一教授(副代表)は、「調査では多くの人が土地や集落の人に愛着を抱き、『長く住み続けたい』と感じていることが分かった。移送サービスや生活支援ボランティアなど安心して生活できる条件整備が必要。でもまずは、地域が元気になる、祭りや行事を一緒に成功させよう。何かできそうだという心持ちが大 切」と提案した。
 百日紅の里福居では、看板製作と、4月下旬の頭巾山(とうきんざん)登山の例祭「青葉権現(あおばごんげん)」を同大学と盛大に祝うという。登山道には絶景ポイントや歴史を記した案内版作りも計画されている。
 事務局長の奥本浩晴さん(48歳)は、「お年寄りに、買い物と温泉などのくつろぎを提供できる移送サービスを月2回行えれば」と住みたくなるしくみづくりも提案する。
 副代表の下仲喜久男さん(51歳)は、「学生と話す機会を持ち、気軽に家に来てもらえる関係づくりができれば」と交流への期待が膨らむ。
 調査を行った同大学の植本泰成さん(20歳)は、「地域に若者が帰ってきて欲しいと切に願います。それまで頑張って地域を盛り上げたい」と話し、菊川佳樹(きくがわよしき)さん(21歳)は、「行事に参加し、信頼づくりができれば」と地域にエールを送る。













    
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